お待たせいたしました、今ある着物をセパレートお直し受付再開しました!

小梅版現代着物の基礎知識その7

セパレート着物ってどういうこと?

まず、セパレートですから、上着とスカート部分に分かれてます。いわゆる「二部式着物」というと、上着のウエスト部分にリボンが付いていて、帯を締めずに着るタイプのことを指す場合が多いと思います。でも小梅のセパレートは帯を締めるタイプ。着たら二部かどうかはわからなくなってしまう形です。

で、セパレートってつまりどうなってるのよ、と思われる方も多いかと思いますので、ここでばっちり種明し。こ〜んなふうになっているんですよ!

では、着方の順に解説していきます。
巻きスカートの両端には紐がついています

紐通しは丈がぎりぎりの方は使った方がいいです

腰ひもはしっかり結びます

最初に着るのはスカート。スカートは巻きスカートになっていて、お尻にはダーツをとって立体縫製にしてあります。また、下前になる部分を斜めに切ってあるので、紐を腰に掛けると自然に下前が上がり、裾すぼまりのシルエットを作ることができるという優れもの。背中心についているベルト通しは、丈がぎりぎりの方は紐を通した方がいいですが、十分ある方は使わなくてもかまいません。スカートも上着と同じように、後ろへ回して前でくくります。

上着も両衿にひもがついています
上着もこのように、衿に紐がついています(わかりやすいように、スカートはつけずに撮影しています)。


衿合わせをしたら、この紐を後ろに回して前で掛けるので、衿元が崩れません。また、上前以外はすでに折り上げて縫ってありますので、おはしょりもごろごろしません。

おはしょりは帯をつけてから帯の中に折り入れるだけ
しかも、このおはしょりは、帯を締めた後に鏡を見ながら自分のいい長さに帯の中に折り上げてしまえばいいだけなんです。あんなに四苦八苦するおはしょりの始末がこんなに簡単になるなんて!セパレート着物万歳!

どうでしょう、スカートをはいて、上着を羽織るだけですから、ここまで着るのに5分もあったら十分すぎるほど。あっという間にハイ着物、という感じです。「はじめてきもの」だし、着付けができない人でも簡単に着られる着物だから、初心者さんに需要がある着物なんじゃ、と思われることもありますが、上下につながったものも自分で着られる方の方が、なにこんなに簡単なの?と、却って重宝されるようで、上級者からも人気があります。

着上がるとこんな感じ
脇もスッキリ

また、小梅で扱っている素材(主に木綿、麻、ウール)だと、自分でお洗濯できるか、ドライクリーニングなので、お手入れも洋服感覚。あまり高価なものは通販では心配かもしれませんが、そのあたりも普段着ならリーズナブル。生地サンプルを無料でお送りしているので、事前に色や質感を実際の生地で確かめると安心です。



→その6・着付けのお悩みあれこれ
→その8・二部式帯ってどうなってるの?

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