着物を着たとき、ちょっと気をつけること

着物は言ってみればロングのタイトスカートのようなものですから、洋服のように大股では歩きにくいかもしれません。また、袖の丈が約50センチ近くもありますから、うっかり洗面所で手を洗おうとすると、袂が濡れるかもしれません。慣れてしまえばなんということもないのですが、初心者の方には着物で過ごすときにちょっと気をつけた方が快適なことがありますので、ここではそんなことを少しご紹介したいと思います。

○歩くとき

洋服だったら背筋を伸ばして、ひざも伸ばして、ぐんぐん足を前に出して歩くのがかっこいいかもしれません。でも着物の場合は、背筋はまぁ帯で自然に伸びますが、実は腰は少し落として、内またで、すり足気味に歩きます。下腹から腿に力を入れると、これで結構スイスイ歩けます。草履がパタパタしないように、足の親指と人差し指で、つぼ(鼻緒の前の部分)をグッと挟んでもいます。結構な体幹トレーニングなんですよ〜。着物を着ると女性の不調が治るって話もあるんですが、帯でおなかを温めて、しかも下半身を強化してるんですから、当然だと思います。

段差を上り下りする際には、荷物は左手に持ち、右手は上前を抑えるか、それでも足りなければちょっとつまみあげて、裾がはだけたり、地面を擦ったりしないよう気をつけます。

○雨のとき

雨が降るとき、大雨だったらフルレングスの雨ゴートに、爪皮のついた雨下駄ということになりますが、木綿やポリなど、少々濡れても問題ない着物の時は、そこがラバーやゴムで厚い草履と、大きめの傘があれば結構しのげてしまいます。私は、長い傘は濡れると持ち歩く際に体に触っても困るので、広げると超大きくなる折り畳み傘を愛用しています。真っ黒で、たぶんサラリーマン用なのかな?でもこれならさしているときに着物が濡れにくいのはもちろん、閉じた後、ビニールや傘袋に入れて鞄にしまえるので、都合がいいんですよ。

○座ってから立つとき

それから、座った後に立ち上がった時や、お手洗いの後によくあるのが、お太鼓のたれがはねあがったままになっていること。立った後、お手洗いの後は、手の甲ですっとお太鼓をなでおろして確認するといいですよ。手のひらで確認していると、長年のうちに手あかがついて帯が汚れたりするので、手の甲がおすすめ!
椅子に腰かけるときは、なんといっても背中にランドセル…じゃなくてお太鼓をしょっていますので、枕の厚みの分は浅く腰かけなければいけません。背もたれに体を預けるとお太鼓がぐしゃっとしたり、しわが付いたりしますので、腰かけたら背筋はしゃっきり!です。

でもこれ、車の運転や長時間の電車、飛行機などではちょっときついんですよね。そんなときは、枕を使わない、背中がぺったりする結び方にするといいですよ。小梅の二部式帯をご愛用のお客様の中には、胴の部分だけ巻いて、上から羽織を着て乗り物に乗る、という方もいらっしゃいました。ご旅行などにはいいかもしれませんね。必要ならお出かけ先でお太鼓をつけてもいいわけですし。

また、半幅かるた結び作り帯という商品なら、わざわざ背中ぺったり用に作った帯なので、これなら上着を着なくても乗り物OKです。つけ方も超簡単、くるっと巻いて、ペタッと貼るだけ、ほかのお店ではあまり作っていない形ですが、大人気なので品揃えも充実してきました。

○袂に注意

それから、手を洗うときは、前述のように袂に水がつきそうになるので、袂を腕にくるんと巻きつけておくか、袂を脇で帯締めに挟み込んで手を洗います。
また、袂関係では家の中の、L字のドアノブ?あれにひっかけて、袖付けがビリッといくことがあるんですわ…。特に戸を背にするタイミングが要注意ですよ。まーよく引っかかる引っかかる。前進しようとすると、ぐいっ→ビリッと引っ張られます。着物で生活していた時代は、基本全部引き戸でしたからね。よくできていましたね。今の時代、ハードが着物に優しくない。仕方ないので、気をつけましょう。

それから、手を伸ばして物をとるとき、右手でとるなら左手で右の袂をそっと抑えると、見た目も優美ですし、腕がニョッキリしません。同じ理由で、つり革はどうしても肘から先がニョッキリ、下手すると身八つ口から脇の下がこんにちは、となりかねないので、電車では手すりにつかまった方がいいでしょう。

○持って出ると便利

あとはそうだなぁ…外出するときは、食事用に大きめのハンカチが必須。洗える着物ならまぁちょっと汚れてもいいんですが、着物は洗えても帯は洗えないものだったり、帯揚げが絹だったり、どこに汚れが付くかわかりませんしね。
白足袋でお出かけの時は、替えの足袋もあると安心ですよ。洋服で言ったら、靴下丸出しで歩いてるようなものなので、ちょっと他の人の足が当たったりして汚れることはよくあります。



→その9・着物まわりのヒントあれこれ
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