自分で簡単に着物が着られるなら、着物を着てみたい。着物も、毎日のファッションの一アイテムとして楽しみたい。そんな方向けの、カジュアルなフルセットです。
木綿は、着物の格の中ではもっともカジュアル。こちらのフルセットは、Tシャツやデニムでお出かけできる場所向けのコーディネートで、逆にスーツやドレスの方がいい場所にはふさわしくありません。とはいえ、お出かけ着と普段着と、どちらの出番が多いの?といえば、圧倒的に普段着ではないでしょうか。
蒸し暑くなってきたらしじらの季節。黄色の地に、緑、赤、茶、黒と複雑な縞がはいっています。
帯は着物の黒に近い色を拾って、草木染桜木を合わせました。桜の木肌のようなカラーが、乾いた質感の黄色を引き立てます。
帯揚げは抜け感のアイボリー。帯締めは着物の縞の色から赤を拾って、紅白の綿三分紐で、濃い地の帯にアクセントを。阿波しじらは、1枚で浴衣としても着られる素材なので、半幅帯と合わせて浴衣としても。
カットソーは前あき、七分、半そで、夏用から選べてすべて白衿(夏用は絽)ですが、きものがしじら織りなので夏用がおすすめです。
<セット内容>
・セパレート着物
しじら織りキリンソウ
しじら織は、経糸の張力差によって独特の凹凸を出す織物。
立体的な織で、肌に貼りつきにくい、夏物木綿です。
ベージュと、グレーのツートンカラーの反物を、片身がわりのように生地取りして仕立てました。前から見ても、後ろから見ても、両サイドにグレーが来るので、下半身がスッキリ見える効果も。大人っぽく、キリリと装える着物です。
木綿なので気候に合えばいつでも着られますが、5月〜9月の終わりまでが最適、最近は夏が長いのと、ベージュが暖色系なので10月にも出番があるかもしれません。襦袢なしで浴衣としても着られる素材です。スカートには共布の居敷当てがつきます。サイズは裄68のMサイズ、身長160前後、お洋服で9~11号の方にちょうどよい寸法です。
・二部式帯 草木染二部式帯 桜木
ラオスで作られている手紡ぎ手織り草木染めの生地を使用。桜の木肌のような、グレーがかった茶系カラー。裏はこれから咲きほころぶのを待っている花のピンク色です。
渋めカラーの草木染帯は、派手かな?と思う着物に合わせるといい具合にトーンダウンしてくれる優れもの。色柄いっぱいの小紋などにもしっくり収まって重宝します。
胴に巻く部分と、お太鼓の部分に分かれた二部式帯は、急いでいてもサッときれいに締められる優れもの。軽さも魅力です。
・帯締め、帯揚げ
本来なら枕をつけて、帯揚げをかけて、きれいに結ぶためには脇から慎重に帯揚げを畳んで、美しい結び目ができるようにそっと本結びして、となかなか気を使うところ。見える面積は少ないのにきれいに始末できていないと結構目立つのが帯揚げです。
小梅の枕内蔵ベルト式帯揚げは、袋状の帯揚げの中に枕を入れてしまいました。その上、ベルトのように締めれば誰でも簡単に美しい結び目を作ることができるように加工されています。
帯締めも、左を上にしてひと結び、右手でひらがなの「つ」を作って、左手の房をしたから上にくるみあげ…と手順を覚えるまでは四苦八苦しますが、前で結ばずに、ベルト式に締めて後ろに回すことで、結び方がわからなくても簡単に締められるようにしました。帯留ではなく、マーブル模様のボタンがテグスでつけてあります。外して、普通の帯留をお使いいただくことも可能です。また、先端に金具がついているので帯締めがわりに前で結ぶことはお勧めいたしません。
この帯揚げ枕とベルト式帯締め、帯板は、単品での販売はなく、セット販売特典となっております。
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半衿カットソーシリーズ
五分袖、七分袖、前開き、夏用からお選びいただけますが、しじら織りの季節としてはカットソーも絽半衿の夏用がおすすめです。
サイズは胸囲が約80センチ、平置きで肩幅が47センチですが、ストレッチ素材なのでフリーサイズです。9〜11号の方は特にちょうど良く、7号、13号の方にもお召いただけるサイズです。
着替えやお好みの半襟を縫い付ける際は前あきが便利ですが、お胸の厚い方やサイズオーバーがご心配の方は七分をお選びいただくと快適にお召しいただけます。
※セットコーディネート画像の衿は、カットソーの衿の上に半襟がかかっております。実際のカットソーの衿はカットソーの商品ページ画像でお確かめください。
・帯板、衿芯
美しい着付けのために必要な帯板と、カットソーの衿部分に差し込んで使うプラ芯です。
・小梅店主による30分ご相談サービス
スカイプなどビデオ通話で着方のコツなどのご相談を承ります。商品到着後、ご希望の日時をお知らせください。
帯を別のものに変更することが可能です。その際、現在の帯単品販売価格にて差額を調整いたします。メールにてご相談くださいませ。