誰でも簡単に自分で着られて
自分でお洗濯できて
浴衣の次に着てみたい
はじめてのきもの


はじめまして、はじめてきもの小梅です。
自分できものを着られたらいいのにな、と思ったことはありませんか? 昔はみんなきもので生活していたのに、着方なんか習わなくても、生活の中で親から子へと 教えられていたのに、いつからか家庭の中で、きものの着方が継承されなくなってしまいました。

そして、かつては大勢いて腕を競って素晴らしいものを作っていた職人さんや、いろいろな産地の 織物たちも、年月とともに失われています。幻となってしまった織物も、たくさんあるのです。

お母さんやおばあちゃんのたんすの中には、職人さんが丹精込めて糸を紡ぎ、織って、染めて、 縫って、大切に大切にされてきたきものたちが眠っているかもしれません。 そのきものが古いものだったら、もしかしたら、そのきものを作るために関わった職人さんたちは もう生きてはいないかもしれません。

だけど、きものは生きています。手に取れば、作った人が込めた気合いが伝わってくるのがわかります。

私たちが渡されなかった「きものを着ること」というバトン。 今、きものを着るようになれば、私たちは次の世代にまた、伝えていくことができるのです。 着る人が増えたら、今は消えそうになっている織物も、作る人が増えるかもしれません。

でも、浴衣は着られても、きものとなるとちょっぴりハードルが高い。 だから、浴衣からきものへの「はしご」になるようなものが必要だと思いました。 だから、誰でも自分で着られて、洗濯もできるきものを、街で浮かない自然なテキスタイルで、 作りました。小梅のきものはほとんどが国産メーカーの洋服地です。
だから、小梅のきものは上下に分かれたセパレートタイプです。じゅばんは着くずれしないガーゼの半じゅばんです。帯は絶対に挫折しない、2部式です。

このお店を作るにあたって、縫製面でたくさんのアドバイスをくださり、いつも励まし、応援してくださった和裁歴50年の先生がおっしゃった一言が忘れられません。

「あなた、よくやったわね。私らみたいに本物ばっかり見てきたものには、こんなぶっ壊すようなまねは恐ろしくてとてもできない」

…できないけれども、私のことは「どんどんやんなさい」と応援してくださった。
そのことに、襟を正す思いです。

確かにぶっ壊すようなまねかもしれません。それでも、着る人をふやしたい。最初は小梅の「はじめてきもの」でも、それからもっと欲が出て、上下につながったきものや、長い帯にステップアップしていく人がいると信じています。
決してぶっ壊したいわけじゃない。本物を残したいから、きもののすそ野を広げたいから、だから作ったのです。

今日はGパン、明日はきもの…。そんなふうにきものがファッションの一つの選択肢になったらいいなぁ。 それが小梅の願いです。 そして、いつか小梅のはじめてきものを卒業して、本当の本物のきものを着てもらえたら…。 そんなことを思っています。

どうぞ末永く、よろしくお願いします。

小梅店主 松浦啓子
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